地震予知情報の選びかた(作成 2009.11.5)

地震前兆現象の情報は最近はネットにありとあらゆる人から報告があがってきます。 どのような視点で拾うと良いか、少し触れてみたいと思います。 日本語で書くといたって単純で「なるべく確かそうな人の情報だけを複数種類の前兆現象で複数人拾う」ということになるかと思います。

数式の方がわかりやすい人もいると思うので具体値も例示して数式でも書いてみます。 ここではAさんBさんCさんDさんの4人の前兆報告があったとします。αという種類の前兆(例えば地震耳)と、βという種類の前兆(例えば地震雲)、γという種類の前兆(例えば電磁波異常)があったとします。

Aさん:かなり良い線いってる人で確率0.8
Bさん:かなり良い線いってる人で確率0.8
Cさん:たぶん違ってそうな人で確率0.2
Dさん:たぶん違ってそうな人で確率0.2
AさんとBさんは良い線いってる人で確かそうな情報です。
@確かそうな情報α
 =1−(1−A)(1−B)…
 =1−(1−0.8)(1−0.8)
 =0.96
情報の確かさαは96%とわりと良さげです。 次にCさんとDさんは違ってそうな人で、これを加味してみます。
Aαの総合的な情報の確かさ
 =α×C×D×…
 =0.96×0.2×0.2
 =0.0384
情報αの確かさは3.8%にまで落ちてしまいました。
話を元に戻します。@の式と同様にβ(例えば0.7)とγ(例えば0.8)が求まるとすると、
B複数種類の情報を総合した情報の確かさ
 =1−(1−α)(1−β)(1−γ)…
 =1−(1−0.96)(1−0.7)(1−0.8)
 =0.9976
これはαだけの時よりも高い確率で99.76%になります。 見る側でうまく情報を取捨選択すると良さそうですね。


さてさて、どうなのでしょうかね。ご意見は掲示板へどうぞ。

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