地震前兆と予知の関係(作成 2009.11.5)

地震の前兆と地震予知との関係を分類してみました。最初の頃はよくわからなかったのですが、地震には”予知できる地震”と”予知できない地震”というものがあるようです。これは、予知技術がないということではなくて、自然現象なので、元々予知できないタイプの地震があるという意味です。火山予知にも予知できるタイプの山とできない山がある、というようなことをどこかで聞いたことがあるような気がします。なにかしらの前兆(あるいは規則性)がある地震であれば予知できるでしょうし、そもそもなにも前兆がなく突然の地震というのもあると思います。

前兆があるものは必ず予知できるかというと、そうでもないようです。せっかく前兆があったとしても、知ることができなければ予知情報としては生かせません。それが前兆であるということを認識していないこともあるでしょうし、現在の機器では測定できないものだったり、あまりにも日々多くおきる事象なため、地震の前兆なのかそれとも地震とは関係ないその他の要因なのか、なかなか区別がつきにくい場合などです。

では、必ず予知できるのでしょうか。例えば地震雲だと夜の雲には気づかないかもしれません。地震耳も寝ている時は気づきません。いくら前兆があったとしても、そのことに気づかない場合があります。

下の表にまとめてみました。

しかし、実はこの表の外側があります。地震が発生する場合に対して、未遂とでも言えば良いでしょうか、例えば台風を例にすると、確実に”ある地点に何時ころこれくらいの規模の台風が来る”と予測できた場合でも、途中で消えてなくなる場合があります。前兆があっても実際には地震が発生しない場合です。ただし、地震は台風と違って、未遂に終わってしまうと次の地震はそれ以上の規模になる可能性が高いので、できれば小さな地震を数多く、あるいは揺れない地震(?)の方が良いです。


「前兆があっても地震があるとは限らず必ず前兆があるわけでもない」

といったところでしょうか。


さてさて、どうでしょう。ご意見は掲示板へどうぞ。


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