地震耳のしくみ?(作成 2008.2.11)

もしかすると?と思うことがあるので書いておきます。
地震の何日か前にする耳鳴りは、外から聞こえてくるというよりも実際に耳の中でなにかが鳴っているような気がします。聴力検査などで聞く「キーン(sound.wav:231KB)」という高い音です。この音−地震の前に聞こえる耳鳴りは、なにも私だけのことではなく、個人差はあるようですが多くの方が聞こえているようです。以前、テレビ放映された時も多くの方からコメントがありました。海外にも地震前に耳鳴りする方がいるので実際はかなりたくさんの方がいると思います。

私も専門家ではないので詳しくはわかりませんが、耳の外有毛細胞(がいゆうもうさいぼう)のプレスチン(prestin)というタンパク質(参考サイト)が、この不思議な現象の”カギ”を握っているかもしれません。素人なりに解釈すると、外から伝わってきたものを耳の中で増幅するしくみなようです(参考サイト

もし、地震前の岩石破壊による圧電効果で発生した電磁波を、耳が受取って、その”変化”をとらえて増幅していると考えると、そういうこともあるのかな、という気もします。プレスチンの話は、最近の研究のようですので、地震耳が科学的に証明されるのも、秒読みかなというような感じがします。


ところで、、、他人のことばっか書いててもしょうがないので、少し、地震耳のしくみ(仮説)を絵にしてみました。下の絵(字しかないけど(笑))を見てください。左の@から始まってます。地震前の圧電現象で電磁波が発生して、耳鳴りがして何日か後にD地震が発生する、という、いつものパターンですね。で、下の方に緑の字でふたつ書いています。ひとつは”法則”を見つける方法、もうひとつは”原理”を見つける方法。今うちのサイトでやっているのは前者の”法則”を見つける方です。

身近なところだと、朝焼けは雨の兆しとよく言われますが、朝焼けになると雨になる、これは法則ですね。なんだかよくわからないけど朝焼けになったら雨らしい、というやつ。でも、後に、衛星とか飛ばすと西から雲がやってくるということがわかって、あ〜そういうことか、とわかります。”原理”に相当するものですね。

地震予知が専門家の間でもなかなか難しいのは、少し青字で書いてみましたが、いくつか異なる専門分野のことを知っている必要があるからなのかな、と最近思います。地震予知は未知なことが多く、他の分野よりも様々なことを知っていないといけなくて、なかなか難しいのかもしれません。でも逆に言うと、発見の宝庫かもしれません(^^。有能な科学者が地震耳の謎を解き明かしてくれる日もそう遠くないでしょう!


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